今、なぜ「考えるための日本語」か - 総合活動型日本語教育の理論と実践 -

Published on 22 April 2018 at 19:25

日時:2018年4月22日

講師:早稲田大学名誉教授 細川英雄先生

 2001年のヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)公開刊行以後、言語教育の世界では、言語学習者を社会的行為者と捉え、個人と社会の循環を図ることによって、市民性を持った個人と民主的な社会のあり方を考えようとする大きな流れが生じています。総合活動型日本語教育は、CEFR前夜の1998年に早稲田大学日本語研究教育センター(当時)で始まった日本語教育の考え方の一つです。「考えるための日本語」は、この活動型日本語教育による教室活動の科目名として使われました。
 講演では、この教育実践活動のめざすものとその活動の内容についてご解説いただき、言語文化教育の理論的な背景とともに、教材というもののあり方、教室の内外という発想、評価とは何かといった論点から、現在の日本語教育の課題と今後の展望についてディスカッションを行いました。