シンポジウムは無事終了しました。ありがとうございました。

 

第25回 ヨーロッパ日本語教育シンポジウム

「欧州における学習者の多様化に伴い求められる教師の役割 〜 加速するオンライン化を活用するために」

参加登録

 

ヨーロッパ日本語教師会(AJE)とオランダ日本語教師会(ONK)共催による第25回日本語教育シンポジウムへのご参加を検討いただき、誠にありがとうございます。

以下、シンポジウムへ参加登録のご案内をいたします。
 

※参加申し込み・登録の流れ:
参加申込の手続きはAJEのサイトで行ってください。申込手続きを行い、お支払いを済ませた後、参加が登録されます。お支払いが行われない場合、参加登録も完了されないのでご注意ください。
https://www.eaje.eu/ja/symposium-registration
 
※参加費:
現地参加・オンライン参加とも同一料金です。
2022年7月15日以前にお支払いの方は早期割引が適用されます。
 
2022年7月15日(金)までにお申し込みいただく場合(早期割引)
                                AJE/ONK会員           85ユーロ
                                非会員                      100ユーロ

2022年7月16日(土)以降にお申し込みいただく場合
                                AJE/ONK会員         100ユーロ
                                非会員                       120ユーロ


お支払いは、PayPal(ペイパル)でお願いします。銀行振込み、会場での現金による支払いなどは受け付けておりません。

参加費のお支払いは,PayPalのサイトで登録手続き後24時間以内に行なっていただけますようにお願いいたします。 24時間を過ぎて支払いが行われていない場合はシンポジウムへの登録情報は削除されますので、再度当ウェブサイトの登録手続きから登録を行ってください。

PayPalでのお支払いには、ご自身のPayPalアカウントが必要になります。ペイパルの使い方については以下をご参照ください。
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/personal/how-paypal-works
 
 
※参加登録締め切り日
2022年7月29日 (金)
 
※キャンセルについて
参加登録のキャンセルは sympo [at] eaje.euまでご連絡くださいますよう、お願いいたします。
キャンセルによる参加費の払い戻しはできません。どうぞご理解をの程よろしくお願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染の影響および社会情勢の不安定な近年の状況の中で、今年は対面とオンラインでの両方での開催という初めての試みでのシンポジウム開催となります。残念なことに、現在のこの状況が再び悪化する可能性もあり、現時点ではハイブリッドでの開催を予定しておりますが、コロナウイルス感染が再び拡大した場合には、オンラインのみの開催に踏み切らざるを得なくなる可能性もあることをご了承ください。

お申し込みいただいた時点で、使用するプラットフォームへの登録を開始します。

現地での参加・オンラインでの参加に関わらず、当プラットフォームへの登録が必須となります。また、シンポジウムの参加者はシンポジウム終了後、オンデマンド配信で録画の了承がいただけた口頭発表・パネル発表を見ていただくことができます。

ご不明な点などございましたら、 sympo [at] eaje.eu までお知らせください。

多くの皆さまとお目にかかれることを楽しみにしております。

 

【シンポジウム詳細】

以下の通り、第25回ヨーロッパ日本語教育シンポジウムを開催いたします。

 

共催
ヨーロッパ日本語教師会(AJE)、オランダ日本語教師会(ONK)

期日
2022年 8月 25日(木)〜27 日(土)

形態
対面およびオンライン(ハイブリッド)

会場
オランダ王国ライデン市 ライデン大学 および オンライン

テーマ
「欧州における学習者の多様化に伴い求められる教師の役割 〜 加速するオンライン化を活用するために」

【基調講演】

基調講演1

「やさしい日本語」の理念と実践:移民社会としての日本、ヨーロッパを視野に

庵功雄 一橋大学国際教育交流センター教授

《プロフィール》

1967年大阪府出身。大阪大学文学研究科博士課程修了(博士(文学))。大阪大学文学部助手、一橋大学留学生センター専任講師などを経て、現在、一橋大学国際教育交流センター教授。専門は、日本語教育、日本語学、テキスト言語学。著書に、『やさしい日本語』(岩波新書2016年)、『「やさしい日本語」表現事典』(編著。丸善出版2020年)、『新しい日本語学入門(第2版)』(スリーエーネットワーク2012年)、『日本語指示表現の文脈指示用法の研究』(ひつじ書房2019年)、『一歩進んだ日本語文法の教え方1,2』(くろしお出版2017年、2018年)、『にほんごこれだけ!1,2』(監修。ココ出版2010年、2011年)、『中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック』『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』(共著。スリーエーネットワーク2001年、2000年)などがある。

URL: http://www12.plala.or.jp/isaoiori/
Twitter: https://twitter.com/isaoiori
業績一覧:https://hri.ad.hit-u.ac.jp/html/29_research_activity_ja.html

基調講演2

From Washoku to Momotarō: The relationship between language and society from a historian’s perspective.

Katarzyna J. Cwiertka, PhD, Chair, Modern Japanese Studies, Leiden University

Bio:

Katarzyna J. Cwiertka has an MA degree in Japanese Studies from Warsaw University, Poland (1990), an MA degree in Area Studies from Tsukuba University, Japan (1994), and a PhD from Leiden University (1999).

Cwiertka is an established expert on food history of modern Japan and Korea, both as a domain of culture and as a window into historical inquiry that extends beyond the realm of cuisine and nutrition. In her research, food serves as a vehicle to talk about social change and global interconnectedness facilitated by colonialism, war, and cultural imperialism.

Cwiertka is the author of Modern Japanese Cuisine: Food, Power and National Identity (Reaktion Books 2006), Cuisine, Colonialism and Cold War: Food in Twentieth Century Korea (Reaktion Books 2012), Himerareta washokushi (Shinsensha 2016), and Branding Japanese Food: From Meibutsu to Washoku (University of Hawaii Press 2020).

【シンポジウム趣旨】

 毎年開催されるヨーロッパ日本語教育シンポジウムも2022年で25周年を迎えます。この記念すべきシンポジウムでは、言語教育の初心に戻り、教師の役割をテーマとして掲げることとしました。

 近年加速化した経済・文化等多岐にわたるグロ―バル化、情報・技術のデジタル化、SNSの世界的な浸透に伴い言語学習全般で目的や学習方法に急速な変化が観察されています。コロナパンデミックはこのうちでも特にオンラインコミュニケーションの分野での進展に拍車をかけたと言えるでしょう。

 具体的には欧州で従来主流であった外交、交易、学術、日本文化へのアクセスを目標とした学習者に加えて近来、観光や日本のポップカルチャーへの関心を動機とする学習者層、SNSを通して趣味の一環として気軽に言語学習を始める層が拡大する一方、日本での就職を目指し日本語を学習する者が増えています。日本国内では、就労に必要な言語学習、または生活言語としての日本語学習にも大きな注目が集まっています。この変化は学習目的・動機の多様化と共に学習者の年齢、学歴、動員可能なリソース(時間や費用)の多様化として現れ、幅広く柔軟姓のあるカリキュラムや学習方法が提供されることの重要性が認識されます。

 さらにこの過程で注目されるのは、学習者だけではなく教師も(遠隔で)繋がってきているということでしょう。国を超えて教師間の助け合い、協働、学びあいの機会が増えつつあります。どんなコミュニティーが築かれ、実践が行われているのか関心が高まっています。

 オンラインで世界中の人々が繋がることのできる時代、様々な情報や教材への敏速なアクセスが可能な時代、教室外での学習機会が豊富にある時代、世界の人々に 日本でのキャリア形成の可能性の広がった時代、この時代に求められる教師の役割・専門性とはどのようなものでしょうか。教師はどのような言語感・言語教育観のもとに自らの専門性を捉え、日本語の学習や学びの場をデザインしていけばよいのでしょうか。そしてこの世界的な動きの中でヨーロッパでの日本語学習の特異性とは何でしょうか。変化する学習環境と学習者の多様化に対応し、これからの日本語教育の方向性を見出すためにも、新時代における教師の役割に広く新しい視点が必要となってくると思われます。


 上記のような問題意識のもと、今回のシンポジウムでは本テーマに沿った以下のような実践・研究発表、およびポスター発表の募集を行います。

  • 様々な学習者を対象にした対面・オンラインによる日本語教育の実践・研究
  • 対面授業とオンライン授業の融合に関する実践・研究
  • 教師の役割に焦点をあてた実践・研究
  • オンラインによる教師間の協働、学びあいの実践
  • 教育機関・教師会における実践的な試み、あるいは研究
  • 日本との留学、送り出し・受け入れ・就職等に関する学生指導の実践
  • 上記にあてはまらない欧州の日本語教育の場における実践的試み


 シンポジウムではヨーロッパにおける日本語教育に関わる実践や研究の発表を優先しますが、その他の実践や研究についても、ヨーロッパでも生かせる新しい視点や日本語教育の方向性を示す内容であれば、積極的に受け入れたいと考えています。

発表者募集

 

発表申込開始         
2022年1月10日(月) 中央ヨーロッパ時間 00時00分

応募締め切り         
2022年 2月28日(月) 中央ヨーロッパ時間 23時59分まで(2月14日より変更になりました)

応募資格                   
AJE会員、もしくはONK会員

使用言語                   
日本語、英語

応募申込先             
ヨーロッパ日本語教師会サイトからお申込みください。

発表カテゴリー    
頭発表、パネル発表、ポスター発表


いずれも未発表のものに限ります。個人発表、パネルスピーカーやパネリストなども含め、登壇は一人一回限りとさせていただきます。

【発表カテゴリー1:口頭発表】

明確な研究課題について、先行研究を十分踏まえ、具体的なデータに基づいてオリジナリティのある研究成果を論理的・実証的に導き出す発表。また、具体的な実践記述、独創的な試みやその結果に関して、事例報告、評価方法、教室での取り組み、ネットワーク活動、現場の問題、どのような支援を行い、それによって問題解決がされたか否かなど、具体的な実践が広く共有されることを目的にした発表。

発表時間          
30分(発表20分・質疑応答10分)

発表者                
5人まで

使用言語               
日本語または英語

要旨                         
日本語1000字以内または英語500語以内の要旨を提出してください。参考文献は字数に含まれません。

【発表カテゴリー2:パネル発表】

1つの演題について複数の発表者(10人まで)が発表・討議をするセクション。パネルディスカッションの代表者が司会者となり、パネルの方向性を示しながらディスカッションを行います。

発表時間          
90分

発表者                
10人まで

使用言語               
日本語または英語

要旨                         
全体の要旨(日本語1000字以内または英語500語以内)とそれぞれの発表者の要旨(日本語1000字以内または英語500語以内)を提出してください。参考文献は字数に含まれません。

【発表カテゴリー3:ポスター発表】

ポスター掲示による発表。発表会場もしくはオンラインで訪問者と説明や情報交換を行ないます。(掲示時間90分。ポスターサイズ:A0判1枚以内)一つの発表枠内で複数人(5人まで)が発表可能です。

注意点:提示するポスターは上記の制限としますが、実際の教材や教具を見せる必要がある場合は、ポスター以外の展示を認めることがあります。利益を目的とした宣伝活動は対象となりません。

発表時間          
90分(予定)

発表者                
5人まで

使用言語               
日本語または英語

要旨                         
全体の要旨(日本語1000字以内または英語500語以内)とそれぞれの発表者の要旨(日本語1000字以内または英語500語以内)を提出してください。参考文献は字数に含まれません。

発表への申込みをするにあたって、以下の点にご留意ください。

  1. 発表の要旨は日本語(1000字以内)もしくは英語(500字以内)でご提出ください。参考文献は字数に含まれません。
  2. 要旨の中に氏名や所属など発表者を特定できる内容を記入しないでください。
  3. 要旨には次の3点を明記してください。
    1. 中心となる主張や結論
    2. 論証の記述(データ・方法・結果分析など)
    3. 特記すべきポイント(オリジナリティー、日本語教育に寄与する点など)

【採否通知】

査読は複数名の査読者により匿名で行います。4月下旬までに結果をお知らせします。


その後、報告論文集のために2022年12月末までの提出締め切りで発表論文を募集します。報告論文集は2023年5月にウェブページで公開する予定です。

【応募資格】

発表申し込み時と発表時にヨーロッパ日本語教師会(AJE)もしくはオランダ日本語教師会(ONK)の会員で、2022年度までの会費を納入している正会員に限ります。

  • 共同発表の場合もいずれかの会員である必要があります。
  • 非会員の方は、いずれかの教師会にご入会されることをおすすめします。
    ヨーロッパ日本語教師会

        オランダ日本語教師会

 

AJEもONKも会計年度は1月から12月までとなっております。2022年途中でご入会の際、2022年の会員資格は2022年12月までとなります。


発表はヨーロッパ日本語教師会(AJE)とオランダ日本語教師会(ONK)の会員のみ可能ですが、シンポジウムには会員・非会員を問わずご参加いただけます。参加費についてはAJE/ONK会員の場合は会員割引があります。


みなさま、ぜひ発表応募・シンポジウムへのご参加をご検討ください。

 

ヨーロッパ日本語教師会 役員会・シンポジウム委員会
オランダ日本語教師会 第25回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム現地実行委員会
協賛 ライデン大学