日本大使館主催 第34回日本語弁論大会の報告

Published on 16 March 2023 at 00:55

 

過去3年間コロナ禍のため叶わなかった参加者と審査員、参加者の応援チーム(家族や友人)とが一同に集って行なわれる恒例の大使館主催日本語弁論大会が、去る3月4日、ハーグ市内のライデン大学ハーグキャンパスにて開催されました。

 

審査委員会は南博審査委員長、賞品の大半を提供してくださった日本企業の連合組織であるJCCから副会頭の寺尾信弘氏に加え、ONKから会員3名が参加しました。

 

参加者は総数16名、その大半はライデン大学日本研究学科と南応用大学オリエンタル言語文化学科の学生でしたがロッテルダム応用大学の学生、アムステルダム自由大学で生物化学を学ぶ留学生、独学で学んだという参加者も数名いて、多様性のあるものでした。参加者の家族や友人等も会場を埋め、司会を務めた大使館職員のユーモアもあり緊張感の中にも和気あいあいとした大会となりました。

 

今年のテーマはコロナ禍の収束に伴い「日常を取り戻してーこれから挑戦したいこと」というもので、コロナ禍で孤立した辛い経験、予想外に生まれた自由になる時間に日本語の勉強を始めた話、等様々でした。大半の参加者はやっと取り戻した自由と日本を訪れる可能性に込めた様々な期待について語ってくれました。

 

審査は日本語力、弁論内容、表現力の3点の評価を基に行なわれました。

 

賞品は最優秀賞の受賞者に贈られるKLMからのオランダ―日本往復航空券の他、キャノン、ニコンからの高級カメラ、ホテルオークラの宿泊券、レストラン弁慶でのお食事券、ヤクルトオリジナルグッズ、JALオリジナルグッズ等非常に豪華なものでした。

 

日本語学習者にとっては大きなチャレンジ、学習の機会である恒例の弁論大会、その計画、開催の労を執ってくださった日本大使館、すばらしい賞品を提供してくださった企業の皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。また、来年以降もONKとして是非この弁論大会の審査に協力させて頂きたいと思っています。

 

入賞者に関しては在蘭日本国大使館のサイトをご覧ください。